「シーン」



君は止まない雨を憎んで泣いた
僕は上がってく雨を憎んで泣いた

何も知らない雲が通り過ぎてゆく

冬を越えて春を待たずに枯れた
蕾はせめて記憶の中咲かせて

何も知らない空が笑っていた
何も知らない風景が色を付ける


目を細めて手を伸ばすよ
もう触れられないと分かっているのに
時は過ぎてく最後の場面
せめて悲しくないメロディーを


ルララ ルララ ルララ ルララ ルララ
何も知らない何も知らない

光は全てを透明に変えてゆく

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